■日時:2007年8月30日(木) 14:00-17:30
■場所:日本ユニシス本社ビル セミナールームA (6階)
■参加者:17名
■アジェンダ:
1・「Mashupediaの最近の登録」からの意見・感想2・「Scarash(スカラッシュ)」からの意見・感想 資料
★Mashupediaの最近の登録から (松田さん/メタデータ)
~「秋元@今週の注目サービス」の記事よりvol.15とvol.16の記事を見ながら実際に操作を交え、意見・感想を部会参加メンバー間で出し合った
「第16回 vol. 16
面白いマッシュアップサービスとその作り方」より(http://www.mashupedia.jp/docs/view/39)
DigitalBucket.net(http://digitalbucket.net/
)
Amazon S3を使ったオンラインストレージサービス。「S」とはストレージのこと
Twitter /
fletswatch(http://twitter.com/fletswatch
)
フレッツ障害情報を送信。
Googleマップ 埋め込み地図
好きな地図を自分のサイトへ貼り付けられる。APIキーを取得することなくGoogleマップが使える
「第15回 vol. 15 「開発する前にチェックしておこう」
より(http://www.mashupedia.jp/docs/view/38)
Hacking on Open
APIs(http://www.digital-web.com/articles/hacking_open_apis/)
PHPプログラマーにとって手法が網羅されている
SOAP、Basic認証、HTTPSでのアクセス以外であれば、表記サイトのライブラリを活用すれば大抵のWebAPIはこれを使ってマッシュアップできる
snippets from shinichitomita’s journal - ブラウザからJSONで呼び出せるサービス一覧(http://d.hatena.ne.jp/shinichitomita/20060825/1156504036)
Do you PHP はてな(http://d.hatena.ne.jp/shimooka/20070803/1186135913,http://d.hatena.ne.jp/shimooka/20070813/1186980814)
Afrous - Ajax for the rest of
us(http://afrous.com/demo/)
Yahoo pipes同様に各種Web
APIを簡単に組み合わせる事ができるサービス
実際はYahoo pipesより前に作られた
IPA未踏ソフトウェア事業の成果物の1つがルーツ
XMLのコードとJSONのコードがあるので、リソースに関係なく作ることができる(RSSに限らない)
この場で実際に使ってみた。ウィザードっぽく操作していけば簡単に作れそう。(松田さん/メタデータ)
※意見・感想については付記1を参照ください。
※部会参加メンバーの皆様も気に入ったマッシュアップツールがあれば、ぜひ触ってみてください
★The Google Mashup Editor他、最近のWeb 2.0的開発環境、ツールについて (みんなで)
GME、チュートリアルのサイトに見ながら、意見・感想を部会参加メンバー間で出し合った
GME(http://editor.googlemashups.com/)にサインアップしてみたが、登録完了通知がこない(松田さん/メタデータ)
★マッシュアップソリューション「Scarash(スカラッシュ)」 について(藤原さん/NTTデータ)
~スライドによる説明。内容について質問・意見を部会参加メンバー間で出し合った。
Scarashは既存のデータベースやWebサービスをマッシュアップしたWebシステムを短期間で開発するソリューション
8/22(水)にプレスリリース
ライセンス提供するのではなく、SIソリューションとして展開
[主な特徴]
クライアントからサーバーまで一貫してXMLによってメッセージをやり取りする
サーバーのControllerはRuby on Railsを使用
クライアントのViewにはマスカット(Ajaxベースのオープンソース・フレームワーク)を使用
Javaで作ったものと比べて3割程度削減
詳細([※ 資料)
※意見・感想については付記2を参照ください。
★GRDDL、最近のSemanticWeb(的なもの)についてのお話 (矢倉さん/ミツエーリンクス)
スライドによる技術解説とHTML文書からGRDDLを使ってRDF化するデモを披露。内容について質問・意見を部会参加メンバー間で出し合った。
GRDDL(Gleaning Resource Descriptions from Dialects of Languages)とは
HTMLスクレーピング技術の一つ。セマンティックWeb最後の砦と言われている
RDFというデータモデルを介することで、HTML/XMLが持つデータに関する問題を解決
GRDDL(http://www.w3.org/2004/01/rdxh/spec)
RDF(Resource Description Framework)
メタデータをやり取りするためのフレームワーク
「主語」「述語」「目的語」という三つの要素から構成される、シンプルなデータモデル
ex.
「『http://www.xmlconsortium.org』の『タイトル』は『XMLコンソーシアムです』」を表現
リソースやプロパティにURIが与えられることで、グローバルな情報のやり取りを行うことができる
GRDDLを扱うためにはいくつか課題もある
non-XMLな言語に対応できない
余計なマークアップが増える
メタデータを取って、「で、どうするの?」
HTMLスクレーピング技術とマッシュアップを組み合わせたら面白いことができるかもしれない
詳細([※資料)
※意見・感想については付記3を参照ください。
★その他、フィード等の要素技術、アプリケーション、エンタープライズでの活用事例など
コミュニティーサイトについて(通称コグマサイト
http://koguma98.com/Web20CS/)
少々動きが遅いみたい
もう少し研究テーマが2、3個絞られたら書き込みが活発化するかもしれない
書籍の紹介(部会参加メンバーへ回覧)
Web3.0への会議 サティー・ポッター (著), アイボーイ (著)
ウェブコミ! 喜山 荘一 (著), 株式会社ドゥ・ハウス (著)
次世代ウェブ -グーグルの次のモデル- 佐々木俊尚 (著)
★次回
(議題候補)
?中林さん(日本IBM)のネタ(IBMのWebマッシュアップ環境のご紹介)
?「Mash up Award 3rd」の解説。応募した部会参加メンバーから解説
?ATOM、フィード関係の技術解説
※部会参加メンバー皆様も何か情報があればご提供ください
(場所、時間)
9/27(木)or9/28(金)あたりを考えているが場所が確保できないため、ペンディング
※場所をご提供いただける方ご連絡ください
荒木奈穂人(ソラン株式会社)、植田章義(株式会社オーク)、
小川直人(富士ソフト)、川口浩司(セック)、
小林茂(日本ユニシス)、志田智之(株式会社ICD)、
白井亨(アイ・ティ・フロンティア)、鈴木雅貴(NTTソフトウェア)、
中村知成(日立ソフト)、内藤礼志(ISID)、
西一嘉(東芝ソリューション株式会社)、野村直之(メタデータ株式会社)、
東学(株式会社オーク)、藤原仁(NTTデータ)、
松田圭子(メタデータ株式会社)、村垣委久夫(日立システム)、
矢倉眞隆(株式会社ミツエーリンクス)
・Ruby on Rails上のフレームワークで特徴的なものは何か?(Scarashフレームワークとの違い)
→通常ViewではRHTMLを使うが、RHTMLが使いづらいため、Scarashではマスカットを使っている
・RSSとかWSDLとかにも対応しているのか?
→プラグインでいくつかRSSがあるものは確認できるが、検証しきれていない
基本的に弊社で作っているものはないが、今後は作る必要性がある
・マスカットを利用する上で何か制限はないのか?
→通常はGUIベースでパーツを使って開発するが、
パーツ自身がないものに関してはJavascriptで手で作らなければならない
・Rudy on RailsにおけるViewの場合だとセッションの持ち方が密になるが、Scarashではどのように
セッションを持たせているのか?
→例えば、XMLのメッセージの中にセッションデータを持たせるような感じ(セキュリティに問題なければ)
・Webサービスを提供する側と企業側との間でNTTデータが仲介することがあるのか?
→基本的にはない。それぞれの企業や提供元の思惑でやっているので、サービスによりけりだと思う
そこを調整する部分をビジネスにすると面白いかもしれない
・有料サービスを提供している企業と提携しているものがあるのか?
→例えばNTTデータのグループ会社とか提携している
・Scarachでどういうビジネスをしようとしているのか?
→SIでこれを使って短期間で開発する。ライセンス販売は想定していない。
・Rubyをつかってスクレーピングできるものがある(scRUBYt)。単純にデータを取り出すだけなら使える。
・scRUBYt解説:
進化する“Webスクレイピング”技術の世界 - @IT
・イントラネットのビジネスでmicroformatsを使うのもあり
・やはりセマンティックWebは遅れている
・社内文書をgoogleで検索することは困難。部外秘とかの細かいルールがあるので
・ティム=バーナーズ=リーのが書いたLinked Dataはこちらです。
・今後は情報をHTMLから取り出して活用する仕組みが必要になる
以 上