
ビジネス・イノベーション研究部会 2007年度活動要綱
●活動目的
ビジネス環境の変化に俊敏に対応し、経営戦略上の施策を実現するために、これまで以上に広くかつ密接にITを活用することが不可欠となっている。具体的には、昨今、日本版SOX法の適用など内部統制の強化、SaaS利活用による情報化戦略の見直しなど企業共通の重要な経営課題になっている。また、現場のグループや個人の多様性を活かし互いに協調することで創発性を引き出す考えに着目するようになってきている。これらの取り組みに情報システムが重要な役割を果たすことは論を待たない。
当部会では、XML、Webサービス、SOA、Web2.0など技術が関連するビジネス・イノベーションを対象に、変革のプロセス、XML関連技術の効果など調査研究を行う。
●活動内容
・ビジネスの目標や計画を反映し業務とITを関連づける方法
−ビジネスモデル定義方法、ビジネスプロセス・モデリング手法の研究
−ビジネスアーキテクチャとシステムアーキテクチャの関連付け方法の研究
・エンドユーザ主導の情報活用の形態と必要な技術の研究
●活動の位置づけ
活動内容の位置づけを下図に示す。

●2007年の重点施策
・「役立つサービス分析法」プロジェクトの実施
企業内でのSOAの浸透、SaaSビジネスが台頭する状況において、長期間、多くの利用者に使われる付加価値の高いサービスを作ることが重要な課題となる。ゴール指向分析手法の一つであるi*法を活用し、利用者の目的に合致したサービスの同定方法を検討する。
●活動方法
・SOA部会とのコラボレーション(ミーティングの同日開催、メンバー交流)
・XMLコンソーシアム他部会および他団体との協調による普及推進
・月例ミーティングでのFace-to-faceのディスカッション
・メーリングリストによる日々の情報交換、ディスカッション
・参加メンバー分担による個別テーマや事例の調査
・Webページ、雑誌記事、出版など外部向けコンテンツの作成
・XMLコンソーシアムDay、XMLコンソーシアムWeekでの活動報告
●ワーキング・グループ
2007年度最初の部会ミーティングにて、参加者の意向を集約し編成する。
●対象者
ITユーザー企業業務企画部門、ITユーザー企業情報システム部門、S/W提供ベンダー導入支援部門、SIベンダー上流工程担当部門等、ビジネスとITの関連付けや融合の方法について興味のある方。ビジネスプロセス・モデリング初心者参加を前提に活動する。
●会員メリット
初級レベルから段階を踏んだメンバーのスキル・アップ
・ビジネス中心のシステム開発アプローチの手法・ノウハウの獲得
・参加メンバーによる情報交換、人的ネットワークの確立
●体制
リーダー/サブリーダーは2007年度の最初のミーティングで決定する。
候補
牧野友紀 日本ユニシス
天野富夫 日本IBM
倉澤良明 キヤノン
芦田尚人 ブレイニーワークス
【2006年度ビジネス・イノベーション研究部会活動実績】
●部会ミーティング
SOA研究部会と共催で2006年7月-2007年5月まで毎月1回、計10回開催
主な議論のテーマ
・ビジネスプロセス・モデルのモデリング手法の調査・研究
・ゴール指向分析手法(i*法など)の適用検討
●成果発表(SOA部会と共同)
第5回XMLコンソーシアムWeek(2006年5月26日)でのプレゼンテーション
・SOAに繋ぐビジネスプロセスのモデリング
・ビジネスプロセスを基点にしたサービス導出の試み
Modelling Forum 2006(2006年9月14日、UMLモデリング推進協議会主催)
・SOAの設計論 -ビジネスで使えるサービスを目指して-
第6回XMLコンソーシアムWeek(2007年5月15日)でのプレゼンテーション
・業務で役に立つサービスのあぶり出し方
●成果物
技術評論社出版 「エンジニアマインド Vol.1特集記事“はじめてのBPM・SOA”」
コンソーシアムDayやセミナーでのプレゼン発表資料(Webで公開)
・SOAに繋ぐビジネスプロセスのモデリング
・ビジネスプロセスを基点にしたサービス導出の試み